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社労士試験当日

雲南市の社会保険労務士の梶谷です。

先日は島根でも大変な豪雨で、一時は私も帰宅難民化しておりました。

引き続き九州では特別警報が出ておりますので、該当地域の皆様は命を守る行動をとって下さい。


さて、前回の記事では社労士試験のテキストの選び方や、具体的な勉強方法をご紹介しました。

今回は社労士試験前日~当日のことから、合格発表までの過ごし方などについて私の経験をもとにご紹介したいと思います。

これらの期間の過ごし方は人それぞれなので、「こういう過ごし方もあるんだなぁ」という程度のゆる~い気持ちでご覧下さい。


目次

1.社労士試験前日

以前の記事でもご紹介した通り、社労士試験は全国47都道府県で行われているわけではなく、近隣の都道府県まで受験に行かなければならない所もあります。

私の住む島根県はまさにそれで、お隣の広島県に受験しに行きました。

試験当日に移動するのは非常にリスキーなので、もちろん前泊します。
前日に慣れ親しんだ家で休めないのって結構なハンデになるような気もしますが、まぁ仕方ありません。

前日は高速バスで島根から広島まで向かいましたが、バスに揺られること1時間、いきなり停車しました。

何かな?と思っていると、バスの前方についているミラーが垂れ

「落ちて」

いました。

縁起でもねーなで済めば良かったのですが、運行できないということでそこから1時間以上足止めをくらいました。

これが試験当日だったらと思うと今でもぞっとします。

何とか広島にたどり着いたので、ホテルにチェックインしました。

ホテルはホテルでも、

カプセルホテルです。

いまだに、なぜ試験前日に泊まるホテルをケチってしまったのか?というのは自分でも理解不能ですが、当時は「お、安いからいいじゃん」みたいなノリでした。

しかし、その数時間後、猛烈に後悔します。

軽く酒も飲んで、その日は早めにカプセルの中で眠りにつきました。

ほどなくして、オッサンのいびき、歯ぎしり、謎の時間に鳴り響くスマホのアラームによって起こされました…。

これはもう自己責任としか言いようがありません。

結局騒音でも寝られるようさらに杯を重ねることになり、大した熟睡感もなく朝を迎えました。

今回の教訓①
前日のホテルはよいホテルを

2.社労士試験当日


朝起きた時の状態はというと。

寝不足で頭はぼやっとしてるし、飲みすぎて若干二日酔いもある。おまけに前日の長旅もあって身体がだるい。試験当日の緊張感で心臓が今にも飛び出しそうだ。

つまり、ベストコンディションだ。

社労士試験は10:30から開始で、着席時刻も10:00なので、それまでの時間の過ごし方は意見が分かれるところです。

①試験開始直前まで勉強する派
VS
②試験当日は勉強せずリラックスする派

の争いです。

こればっかりは自分に合う方を選ぶしかないのですが、私は①派で、「テキスト等をしまって下さい」といわれるまで読み続けました。

そして泣いても笑っても1年に一度きりの戦いの火蓋が切られます。


午前中80分間は選択式試験(語群から空欄をうめる)です。

安心していただきたいのは、午前中の選択式は時間が足りないということは通常ありません。

むしろ警戒すべきは、今までの記事でも何度もお伝えしている

「科目ごとの足切り」

の存在です。

各科目5点満点中3点未満の科目があった場合、救済(合格基準点の調整)が入ることもありますが、基本は不合格となります。

選択式8科目中、1科目も足切りがないと自信を持てる受験生はほぼいないと言っても過言ではないかと思います。

私の場合も労務管理に関する一般常識の科目で、「2点は確実に取れてるけど、残りの3問が怪しい」という自己分析でした。

逆に言うと、その他の科目は3点を取れているという自信がありました。

そこで午前中の選択式試験終了後、社労士試験に関わらず試験では絶対にやってはいけないというタブーをおかします。

それは、

「休憩時間中に問題の答え合わせをする」

ことです。

スマホで調べた結果、この科目で3点を確保できていることが分かりました。(技術の進歩って素晴らしい)

この時、「あ、受かったな」と思いました。

模試を複数回受ける中で、択一式試験で合格点が取れなかったことや危なかったことは一度もなかったからです。

ですので私が合格を半ば確信したのは自己採点の時でも、合格発表の時でもなく、スマホをポチポチいじっていたこの昼休みのことです。


というわけで余裕を持って午後の択一式試験に臨めました。

午後の択一式(5問択一)は3時間半の長丁場です。

それだけあれば時間は十分と考えてしまいがちですが、択一式は時間との戦いです。
特に近年の社労士試験は択一式の問題・選択肢が長文化傾向にありますので、ペース配分が大切です。

試験ではよく言われることではありますが、分からない問題に時間をかけたり、必要以上に迷わないよう気を付けなければなりません。

私の場合ですが、休憩時間に選択式が合格点に達していることを知ったので、1つの作戦を実行しました。

まずは3時間半の試験時間のところ、ある程度雑に問題を解いていき、2時間半程度ですべて解答します。

そのあと、

徹底的にマークミスがないかチェックしました

見直して高得点を取るよりも、万が一のマークミスのリスクをなくし、ひいては合格発表の日までの不安を軽減するためです。

結果、1時間をほぼまるまるマークミスのチェックにあてました。(さすがにやり過ぎた)

そうして試験を終える頃には、頭も身体も疲れ切っていましたが、なんともいえない高揚感がありました。

その後ホテルに戻り、各予備校の解答速報を見た結果、問題なく合格していると知りました。

さて、この休憩時間中に答え合わせをするということには、賛否(主に否)あるのではないかと思います。

しかし答え合わせをした場合、以下に場合分けできます。

①答え合わせをして結果が〇
→今回の私の場合。余裕を持って午後の試験に臨める。午後どうするか戦略が立てられる。

②答え合わせをして結果が×
→メリット:救済があるかも!と開き直って、午前の結果を気にせず午後の試験に臨める。 

 デメリット:絶望するリスクも高い。午後のやる気が出ない可能性も。

それに対して

③答え合わせをしなかった
→午前中の結果が気になりながら午後の試験を受ける。場合によっては午後頑張っても無駄かも…と思いながら受けることになる。

かなり強引ですが、こうして見ると③が一番よくないと思うので、一概に答え合わせをするのが悪いとはいえないのではないかと私は思います。

結果論かもしれませんが…。

今回の教訓②
休憩時間に答え合わせをしてもOK

3.合格発表までの過ごし方

やっと試験を終えて一息つけますが、当然自己採点の結果次第でその後の過ごし方は大きく変わると思います。

まず自己採点の結果が不合格だった場合。

具体的には1科目でも選択式3点未満、択一式4点未満の科目があるか、総得点が例年の合格基準点に到達していない場合は、すぐに勉強を再開すべきだと私は思います。理由は後述します。

そして自己採点の結果が合格基準点に達している場合は、それこそ合格発表までは好きに過ごされていいと思いますが、1つ私の例をご紹介します。

あれだけマークミスのチェックもして、合格を半ば確信したとかいいつつ、やはり合格発表の日までは何かすっきりしないものが残りました。

そんな日が続く中で、その不安を払拭するために考えたのが、

「試験勉強をしよう!」

ということです。

それも社労士の勉強をするのではなく、メンタルヘルス・マネジメント検定という試験の勉強を始めることにしました。

試験の概要は以下のサイトから確認できます。

https://www.mental-health.ne.jp/

なぜこの試験を選んだかというと、試験の内容が若干社労士試験と関連性があることと、試験日がちょうど社労士試験の合格発表と同時期だからという理由です。

Ⅰ種(マスターコース)、Ⅱ種(ラインケアコース)、Ⅲ種(セルフケアコース)と分かれているのですが、せっかくなら一番難易度の高いものをと思い、Ⅰ種を受験・取得しました。

Ⅱ種、Ⅲ種は取り組みやすくなっていて、職場のメンタルヘルスは今のご時勢避けては通れない問題になっているので、ぜひ皆さん取得されてはどうかと思います。

この試験の勉強に取り組むことで、合格発表までの不安な気持ちを紛らわすことができました。

これは自己採点の結果が不合格だった人も同じですが、試験についての不安は試験で解消しようという考え方です。

そして合格発表の日に無事に自分の番号を見つけ、私の社労士試験は終了しました。

今回の教訓③
試験の不安は試験で解消する


いかがでしたでしょうか。

今回の記事での教訓をまとめると以下の通りです。

①前日のホテルはよいホテルを
②休憩時間に答え合わせをしてもOK
③試験の不安は試験で解消する

今回の記事はアドバイスや参考にしてもらうといったことが目的ではないので、皆さんに合った方法で試験前日や当日は過ごされて下さい。

令和3年度の社労士試験もいよいよ迫ってまいりましたが、まだまだあきらめるのは早いです。

試験当日にすがりつける日々を過ごしてきたかが合否を左右します。

身体にはもちろん気を付けなければなりませんが、もうひと踏ん張り頑張ってみてください。

次回で社労士試験に関しての配信は一旦終了の予定です。

次回は今までの記事で説明できなかった事や、お伝えしたいことをご紹介したいと考えています。

お楽しみに。

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