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雲南市の社会保険労務士の梶谷です。
先月10月29日に社会保険労務士の合格発表がありました。
合格された皆様方、おめでとうございます。
厳しい試験を乗り越え、社会保険労務士としての一歩を踏み出されたことを嬉しく思います。
残念ながら不合格だった皆様方、真剣に試験に挑まれた方ほど悔しい気持ちかと思います。
試験は時の運もありますので、今後のことも考えた上で来年どうするか決められたらよいと思います。
合格発表の結果について、前回の講評の記事との比較を踏まえながら簡単にご紹介したいと思います。
(1)受験申込者数
50,433人(前年49,250人、対前年比2.4%増)
(2)受験者数
37,306人(前年34,845人、対前年比7.1%増)
(3)合格者数
2,937人(前年2,237人)
(4)合格率
7.9%(前年6.4%)
コロナや受験料大幅増により受験者数が減少するのではないかという予想もありましたが、ふたを開けてみると申込者数、受験者数ともに前年比増という結果になりました。
また例年と比べても優しくはない試験内容であったことから例年なみの合格率になると思いましたが、合格率は7.9%となり、ここ数年の6%台を上回りました。
これは後述しますが、選択式試験の合格基準点の調整によるところが大きいと思います。
令和3年度試験の合格基準は以下の通りとなりました。
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
①選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識は1点以上、国民年金法は2点以上)である者
②択一式試験は、総得点45点以上かつ各科目4点以上である者
既に社労士試験の概要が分かっている方向けの説明だと、
・選択労一1点救済
・選択国年2点救済
・択一式45点以上、救済科目なし
です。
前回の記事との比較ですと、
(1)概ね合っていた点
①択一式は合格基準点44~45点、救済科目なしと予想していたので、的中しました。
②国年は2点救済の可能性が5分と予想したため、半分的中となりました。
(2)予想を外した点
①労一は2点救済は濃厚だが、1点救済までは厳しいと予想しましたが、1点救済となったため、的中しませんでした。
②社一は2点救済の可能性があると予想しましたが、救済はありませんでした。
1点救済はしばらくなかったこともあり、労一で1点救済が入ったことには正直驚きました。
同時に、個人での予想とはいえ、労一1点で救済待ちの方に不安な思いをさせてしまったことにつきましては、反省しております。
また、運の要素も強い試験ではありますが、例えば社一が2点で足切りとなった受験生の方は本当にあと一歩で、悔しい思いでいっぱいではないかと思います。
試験の専門家でもない一社労士のつたない予想ではありますが、来年度も引き続きやろうと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします。
来年も再チャレンジされる方には、ぜひ過去の記事をご覧になっていただければと思います。それでは。
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