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社労士試験の難易度

難易度

雲南市の社会保険労務士の梶谷です。
前回は
社労士試験の概要についてご説明しました。
今回は社労士試験の難しさについて説明したいと思います。

まず結論からいうと、

社労士試験は難しいです。

これは行政書士、介護福祉士、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種などなどを取得した私の感想です。

また社労士試験の難易度を分かりやすく表す数字として、令和2年度の試験の合格率はというと、

「6.4%」

です。

繰り返します。

「6.4%」

です。

しかも昨年度が特別低かったわけではなく、ここ数年は6%台で推移しています。
6%台というと会場の受験者のうち15~16人に1人しか受からない計算になります。

なぜここまで社労士試験の合格率が低いのか、3つの理由を説明します。

目次

1.科目ごとの足切り

令和2年度の試験の合格基準点については試験センターのホームページで確認できます。
これによると、選択式は総得点25点以上(40点満点)、択一式試験は44点以上(70点満点)で合格となっています。

つまり6割ちょっとの得点率で合格できる計算になります。
合格基準がこれだけであれば、おそらく合格率は跳ね上がると思います。

問題はこの後です。

「選択式試験は各科目3点以上、択一式試験は各科目4点以上である者」

です。

つまり極端な話、他の問題がすべて満点であったとしても、選択式で2点の科目があった、または択一式で3点の科目があったら、

即不合格です。

絶望

これが社労士試験が難関とされるもっとも大きな原因です。

ただし、原則はこのようになっていますが、各科目の得点率があまりにも低かった場合は合格基準が引き下げられることがあります。(詳しくは次回以降の記事で)

2.試験範囲の広さ

社労士試験の試験科目については前回の記事で説明しましたが、社労士試験の範囲はかなり広いです。

科目数が多いだけではなく、各科目で学ぶ内容も広大です。

例えば国民年金法では、
(1)総則
(2)被保険者等
(3)費用の負担
(4)給付
(5)財政・年金額の改定
(6)給付通則
(7)積立金・国民年金事業
(8)国民年金基金及び国民年金基金連合会
(9)不服申立て・時効・罰則等

などがあります。ちなみに私が使用したテキストでは国民年金法だけで335ページありました。


これらが何科目もあると考えるだけで気が重くなりますが、さらに社労士試験では無視できない存在があります。それが、

「一般常識科目」

の存在です。

労務管理その他に関する一般常識と、社会保険に関する一般常識に分かれていますが、私が勉強をしていて思ったことは、

「一般常識ちゃうやん!」ツッコミ

です。ちなみにコレ社労士受験者あるあるです。気になった方は過去の試験問題をご覧になって下さい。

法律科目に加えて一般常識科目があることによって、勉強しなければならない範囲がある意味無限に広がり、合格率が低い原因となっています。

3.問題そのものが難しい

試験によっては過去問をやれば合格できるというものもありますが、残念ながら社労士試験はそう甘くありません。

基礎的な知識を前提とした応用問題・事例問題もありますし、法律改正が多い試験なので、過去問に頼りすぎるのは危険です。

問題の内容としては基本的なことを問われるものもありますが、ひねった問題も多いため、基本的な問題であっても「何かひっかけがあるのでは…」と疑心暗鬼になることがあり、その問題を落としてしまうこともよくあります。



また試験時間は選択式80分、択一式210分と長いように感じられますが、実際には問題の難しさから時間が十分でない場合も多いです。

難しい問題に時間をとられた結果試験時間が足りず、不合格になってしまうパターンもあります。



いかがでしたでしょうか?

社労士試験は、
①科目ごとの足切りがある
➁試験範囲が広い
③問題そのものが難しい


ことによって合格率が非常に低くなっています。

次回はその社労士試験で私の結果はどうだったのか?またどんな勉強をしたのか?についてお話ししたいと思います。

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